以前ご紹介したCaoba Big Bandのリーダー、トランペッター佐々木史郎くんは、この夏ドリカムとツアーです。ドリカムのサイトのこちらに写真入で登場するほか、ドリブログのこの日の日記には、シローちゃんとして出てきてますよ~。すごいすごい。ライブ頑張ってきて欲しいっす。初日は今度の土曜日8月4日の札幌ドーム。スタジアム級の会場が全部売り切れなんですよねぇ。シローちゃんの勇姿を見たかったです。
Shiro Sasaki and Caoba Big Band Again (1st Stage)
なんだかBuffaro Springsfield Againみたいで格好いいタイトルだと思いませんか?
Shiro Sasaki and Caoba Big Band
(Tp)佐々木史郎くん、佐久間式ドロップさん、小林太さん、五反田靖さん
(Sax)本田雅人さん、吉田治さん、アンディーウルフさん、臼庭潤さん、山本一さん
(Tb)佐野聡さん、佐藤春樹さん、河合わかばさん、内田光昭さん
(Pf/Key)青柳誠さん、(B)土井孝幸さん、(Ds)石川雅春さん、(Per)玉木正昭さん、(G)田中義人さん
一昨日2月23日、日本が誇るリードトランペッター佐々木史郎くん率いるCaoba Big Bandのファーストアルバム発売記念ライブ「SHIRO SASAKI Caoba Big Band~1st Album 「Peace!」発売記念ライブ!~ 」、聴いてきました。場所は前回と同じ目黒のBlues Alley Japan。会場は立ち見が出るほどの盛況ぶり、そしてまたしても若い女性が恐らく80%ぐらいを占めるという人気ぶりでした。
この日もライブ開始前にはPink Floydの「驚異」のDVDが店内随所にあるモニターから流され、しばし私としては別な幸せ気分が味わえました(因みにセカンドステージ前はジョニ・ミッチェルのライブ。ジャコパスが、パトメセが、と凄いメンツの野外ライブでした)。
それはさておき、1時間程同行の人たちとビール他を飲んでおしゃべりをしているうちに後から頼んだワインが早くも1本空き、なかなか美味しい料理も一段落した19:40頃、いよいよ1st Stageがスタートです。
今回はメンバーがばらばらとステージに集まり、全員がそろったところでさぁ、という感じでスタート。静まりかえった観客を前に炸裂するイントロ、1曲目はアルバム「Peace!」でも1曲目に収められた「Dujii」からです。前回は初めて耳にする曲ばかりでしたが、今回はCDを聴いて少し耳慣れしているせいか、スムーズに体が音に身を任せることができました。軽快なテンポはどこまでも心地よく滑らかで、まさにライブの滑り出しにぴったり、という曲です。
この後すぐパート別の楽しいメンバー紹介第一弾。まずはサックスパートから。
パパイヤ鈴木 with HOTTER THAN HOTや及川光博さんのツアーでも史郎くんと行動を共にしているというバリトンサックス山本一さん。そしてサザン、ドリカムのバックの他、ご自身でシルバー・ライニングというバンドも率いる吉田治さん、早稲田大学出身だそうです。J-JAZZ NETというサイトでライブが聴けるともおっしゃっておられましたhttp://www.jjazz.net/。そしてカナダからこのバンドのために?来日、アンディー・ウルフさん。冗談も含め日本語がとてもお上手です。小松政夫さんに似ていて、本当に知り合いになってしまい、ツーショットの写真まで撮られたというのは臼庭潤さん。そして最後が国立音大出身、知る人ぞ知る本田雅人さんで締めくくりです。
2曲目、アルバムでも2曲目「Ride On」へ。スペイシーな(やはり私にはスティーブ・ミラー・バンドが思い出される)イントロ。シスコの香りがぷんぷんしています。この曲で史郎くんが初ソロをとり、さらに本田さんのサックスソロと共にテンポアップ、ファンク感が爆発して、スピード感あふれるエンディングを迎えます。
3曲目は「???」というアルバム未収録の曲(今回も史郎くんにセット・リスト・リクエスト中です。正式名称は後ほどご紹介できるかと…頼みます。コメントでもいいっす)。小気味の良い4ビートに乗せて気持ちよさそうに史郎くんが吹くトランペットがまた心地よい曲、ハモンドオルガンの音色が懐かしく響きます。
ここでトロンボーンの方のメンバー紹介。河合わかばさんは米米の他、日本関軍なるグループでも演奏されているそう。そしてコンガ、バンデーロ、ピアノも弾かれる佐野聡さん。バンドの中では風貌といいものの言い様といいもっとも個性的でカラーがあるように見える方です。ちょうど昨日がお誕生日だったそうです。あとは史郎くんがお世話になっているという佐藤春樹さん、内田光昭さんの紹介を経て曲は4曲目へ。
手拍子が大事な「NEW MORNING」。やや短いヴァージョンだったように思ったのは気のせいでしょうか。幻想的なオルガン、本田さんの美しいフルートソロが聞けました。因みに、ライブの都度、どの曲で誰がソロをとるかは直前まで教えないんだそうです。それなのにこれだけまとまりつつも個性的な演奏が繰り広げられる彼ら、ただものではないことがよくわかります。この日はお客さんの定番手拍子がやや控えめだったため、予習をよくしてくるように、とのお言葉を史郎くんからいただきました。
今日はバーバリ風のハンティング帽の史郎くん、ディジー・ガレスビーモデルを吹く五反田靖さん(史郎くんの大学の後輩)からトランペットパートの紹介。小林太さんは、最近手に入れた南京玉すだれを次回までに練習してきて披露してくださるそうです(どこまで本当かは…)。
曲はアルバムに戻って「X File」。軽快なテンポで本田さんのソプラノサックス、小林さんのフリューゲルホーン、そしてトランペット隊の一糸乱れぬ演奏は快感です。
メンバー紹介は管楽器以外へ。元なにわエクスプレスの青柳誠さん、TUBEや廃品打楽器楽団でご活躍の玉木正昭さん、そしてパーマをかけたベースの土井孝幸さん、目当ての人も多いらしいドラムス石川雅春さんとギターの田中義人さんの紹介を経て終盤へ。
アルトサックスの吉田さんのソロをはじめ、隙のない音楽を凝縮して届けてくれた青柳さんのオリジナル「ZURI ZURI」、そして1st Stage最後の「Peace!」へとつながります。個人個人がピースなら世の中良くなるんじゃないか、という単純で実現可能そうな思いを込めたタイトルで、史郎くんのニューアルバムのタイトル曲でもあります。会場から手拍子がわき上がり、お客さんと一体となって繰り広げられた水準の高い演奏で、もう1st Stageだけでお腹いっぱい(また30分経つとお腹が空くのですが)、という1時間強でした。
(後日2ndステージ書きます~。)
Shiro Sasaki and Caoba Big Band
(Tp)佐々木史郎くん、佐久間式ドロップさん、小林太さん、五反田靖さん
(Sax)本田雅人さん、吉田治さん、アンディーウルフさん、臼庭潤さん、山本一さん
(Tb)佐野聡さん、佐藤春樹さん、河合わかばさん、内田光昭さん
(Pf/Key)青柳誠さん、(B)土井孝幸さん、(Ds)石川雅春さん、(Per)玉木正昭さん、(G)田中義人さん
一昨日2月23日、日本が誇るリードトランペッター佐々木史郎くん率いるCaoba Big Bandのファーストアルバム発売記念ライブ「SHIRO SASAKI Caoba Big Band~1st Album 「Peace!」発売記念ライブ!~ 」、聴いてきました。場所は前回と同じ目黒のBlues Alley Japan。会場は立ち見が出るほどの盛況ぶり、そしてまたしても若い女性が恐らく80%ぐらいを占めるという人気ぶりでした。
この日もライブ開始前にはPink Floydの「驚異」のDVDが店内随所にあるモニターから流され、しばし私としては別な幸せ気分が味わえました(因みにセカンドステージ前はジョニ・ミッチェルのライブ。ジャコパスが、パトメセが、と凄いメンツの野外ライブでした)。
それはさておき、1時間程同行の人たちとビール他を飲んでおしゃべりをしているうちに後から頼んだワインが早くも1本空き、なかなか美味しい料理も一段落した19:40頃、いよいよ1st Stageがスタートです。
今回はメンバーがばらばらとステージに集まり、全員がそろったところでさぁ、という感じでスタート。静まりかえった観客を前に炸裂するイントロ、1曲目はアルバム「Peace!」でも1曲目に収められた「Dujii」からです。前回は初めて耳にする曲ばかりでしたが、今回はCDを聴いて少し耳慣れしているせいか、スムーズに体が音に身を任せることができました。軽快なテンポはどこまでも心地よく滑らかで、まさにライブの滑り出しにぴったり、という曲です。
この後すぐパート別の楽しいメンバー紹介第一弾。まずはサックスパートから。
パパイヤ鈴木 with HOTTER THAN HOTや及川光博さんのツアーでも史郎くんと行動を共にしているというバリトンサックス山本一さん。そしてサザン、ドリカムのバックの他、ご自身でシルバー・ライニングというバンドも率いる吉田治さん、早稲田大学出身だそうです。J-JAZZ NETというサイトでライブが聴けるともおっしゃっておられましたhttp://www.jjazz.net/。そしてカナダからこのバンドのために?来日、アンディー・ウルフさん。冗談も含め日本語がとてもお上手です。小松政夫さんに似ていて、本当に知り合いになってしまい、ツーショットの写真まで撮られたというのは臼庭潤さん。そして最後が国立音大出身、知る人ぞ知る本田雅人さんで締めくくりです。
2曲目、アルバムでも2曲目「Ride On」へ。スペイシーな(やはり私にはスティーブ・ミラー・バンドが思い出される)イントロ。シスコの香りがぷんぷんしています。この曲で史郎くんが初ソロをとり、さらに本田さんのサックスソロと共にテンポアップ、ファンク感が爆発して、スピード感あふれるエンディングを迎えます。
3曲目は「???」というアルバム未収録の曲(今回も史郎くんにセット・リスト・リクエスト中です。正式名称は後ほどご紹介できるかと…頼みます。コメントでもいいっす)。小気味の良い4ビートに乗せて気持ちよさそうに史郎くんが吹くトランペットがまた心地よい曲、ハモンドオルガンの音色が懐かしく響きます。
ここでトロンボーンの方のメンバー紹介。河合わかばさんは米米の他、日本関軍なるグループでも演奏されているそう。そしてコンガ、バンデーロ、ピアノも弾かれる佐野聡さん。バンドの中では風貌といいものの言い様といいもっとも個性的でカラーがあるように見える方です。ちょうど昨日がお誕生日だったそうです。あとは史郎くんがお世話になっているという佐藤春樹さん、内田光昭さんの紹介を経て曲は4曲目へ。
手拍子が大事な「NEW MORNING」。やや短いヴァージョンだったように思ったのは気のせいでしょうか。幻想的なオルガン、本田さんの美しいフルートソロが聞けました。因みに、ライブの都度、どの曲で誰がソロをとるかは直前まで教えないんだそうです。それなのにこれだけまとまりつつも個性的な演奏が繰り広げられる彼ら、ただものではないことがよくわかります。この日はお客さんの定番手拍子がやや控えめだったため、予習をよくしてくるように、とのお言葉を史郎くんからいただきました。
今日はバーバリ風のハンティング帽の史郎くん、ディジー・ガレスビーモデルを吹く五反田靖さん(史郎くんの大学の後輩)からトランペットパートの紹介。小林太さんは、最近手に入れた南京玉すだれを次回までに練習してきて披露してくださるそうです(どこまで本当かは…)。
曲はアルバムに戻って「X File」。軽快なテンポで本田さんのソプラノサックス、小林さんのフリューゲルホーン、そしてトランペット隊の一糸乱れぬ演奏は快感です。
メンバー紹介は管楽器以外へ。元なにわエクスプレスの青柳誠さん、TUBEや廃品打楽器楽団でご活躍の玉木正昭さん、そしてパーマをかけたベースの土井孝幸さん、目当ての人も多いらしいドラムス石川雅春さんとギターの田中義人さんの紹介を経て終盤へ。
アルトサックスの吉田さんのソロをはじめ、隙のない音楽を凝縮して届けてくれた青柳さんのオリジナル「ZURI ZURI」、そして1st Stage最後の「Peace!」へとつながります。個人個人がピースなら世の中良くなるんじゃないか、という単純で実現可能そうな思いを込めたタイトルで、史郎くんのニューアルバムのタイトル曲でもあります。会場から手拍子がわき上がり、お客さんと一体となって繰り広げられた水準の高い演奏で、もう1st Stageだけでお腹いっぱい(また30分経つとお腹が空くのですが)、という1時間強でした。
(後日2ndステージ書きます~。)
盛りだくさんな夜~斎藤ネコさん、佐々木史郎くん
いやはや、行ってきました、目黒Blues Alley Japan、佐々木史郎くんのCaoba Big Band。元気な音楽に仕事疲れも吹っ飛びました(こちらは後日レポートします)。
そして家に帰ってからはビデオに撮っておいたフジテレビ「僕らの音楽」。斎藤ネコさんの勇姿を堪能しました。椎名林檎さんの存在感もさることながら、斎藤ネコさん、格好良かったです。いつも私の前ではざっくばらんなお姿でしたが、いざあのようなスタイルになると俄然きりりとされていて背筋が伸びました。
1曲目、太田恵資さんや鬼怒無月さんも出演されていらっしゃいました。みなさんここ「遠い音楽」でもおなじみのZABADAKや上野洋子さん関係の方々です。
そして2曲目、3曲目で目を引いたのが、トランペット担当の金髪の方。私には佐久間式ドロップという方ではないかとお見受けしたのですがいかがでしたでしょうか。もしそうだとしたら、まさに今日佐々木史郎くんのCaoba Big Bandの4人のトランペッターのうちの一人として演奏しておられました…
人の輪は次から次へとつながるもののようです。
そして家に帰ってからはビデオに撮っておいたフジテレビ「僕らの音楽」。斎藤ネコさんの勇姿を堪能しました。椎名林檎さんの存在感もさることながら、斎藤ネコさん、格好良かったです。いつも私の前ではざっくばらんなお姿でしたが、いざあのようなスタイルになると俄然きりりとされていて背筋が伸びました。
1曲目、太田恵資さんや鬼怒無月さんも出演されていらっしゃいました。みなさんここ「遠い音楽」でもおなじみのZABADAKや上野洋子さん関係の方々です。
そして2曲目、3曲目で目を引いたのが、トランペット担当の金髪の方。私には佐久間式ドロップという方ではないかとお見受けしたのですがいかがでしたでしょうか。もしそうだとしたら、まさに今日佐々木史郎くんのCaoba Big Bandの4人のトランペッターのうちの一人として演奏しておられました…
人の輪は次から次へとつながるもののようです。
佐々木史郎くん、JAZZ LIFEに登場
佐々木史郎くんのPeace!
佐々木史郎くんのリーダー作がいよいよ発売です。Shiro Sasaki and Caoba Big Bandの「Peace!」。このご時世にいいタイトルですね。
サウンドは若々しくてグッド!一言で表せば、切れのいいブラスサウンドがのりのりのリズムに乗って爆発してる感じです。
以下、普段ロックばかりに親しんでいる人間の耳に聴こえた感想と思ってお読みください。
かっこいいリフで始まる「Dujii」、Barry White(「Love Theme」が超有名!)のオーケストレーションを思わせるオルガンやギターが懐かしいです。
そして「Ride On」。ミステリアスなシスコ、サイケ風イントロからトロンボーン、サックスのソロが印象的。サックスソロの途中からテンポアップしてスリル満点!
「X File」も、前曲に続き史郎くんのオリジナル。先日の目黒Blues Alleyのライブでもとりわけ耳に残るメロディでした。こちらはビリー・ジョエルの「ストレンジャー」や「ニューヨーク52番街」の頃のサウンドを彷彿とさせます。
タイトルソング「Peace!」。軽快なブラスに私が大好きなタンバリンのリズムが華やかさを添えてます。
続く「ZURI ZURI」はキーボードの青柳誠さんの作曲。ギター、キーボード、トランペット、サックスのソロがとてもバランスよく配合された曲という印象です。
「New Morning」は、フルートの音色もさわやか、曲のタイトルどおりすがすがしい朝の雰囲気ですね。ライブの定番で、手拍子を覚えて行きましょう。プログレファンの私にとっては、手拍子部分の拍が多いことで変拍子になっているのがお気に入りのところです。
「Groove Society」は再び史郎くんの曲。きっとこういう曲をジャズ・ファンクの真骨頂、と表現するのではなかろうか、と勝手に想像します。Caoba Big Bandらしさが一番出ている曲であるような気がします。
そして「Twilight Express」。その名の通り、なめらかな口当たりのソフトタッチの曲ですね。ベースのフレーズが際だっていて、全体にジョー・ジャクソンを思わせる音作りが感じられます。風のように気持ちの良いエレピにも痺れます。
最後から2曲目の「GO☆GO」、行け行けドンドンの曲、これぞブラスロック、やはり聴けば聴くほど70年代初期のブラスロック全盛の頃のシーンが目の前に浮かんできます。
そして曲はラスト「Royal Street Blues」。楽しい市場の雰囲気。アルバム中一番砕けた(和んだ)サウンドですね。なんとなく象が闊歩しているインドの市場が目に浮かんでしまったのは、きっと私だけだと思います。Royal Streetというのは、おそらくアメリカのニューオーリンズあたりに実在するのでしょう。
パッパッパッ、パラーラ!
パッパッパッ、パーラー!(The End)
しかし、こうしてすばらしいアルバムを一枚聴き終えると、同い年の史郎君がここまでバリバリに演奏していることに、私も負けてはいられない、という気になります。私は史郎くんとは演奏ではない、違った角度で仕事の世界を同じくしている者ですので、少なくともその分野ではプロとしての誇りを持ちつつ、さらに切磋琢磨して貢献できたらいいな!と思います。
お互い頑張りましょう!
サウンドは若々しくてグッド!一言で表せば、切れのいいブラスサウンドがのりのりのリズムに乗って爆発してる感じです。
以下、普段ロックばかりに親しんでいる人間の耳に聴こえた感想と思ってお読みください。
かっこいいリフで始まる「Dujii」、Barry White(「Love Theme」が超有名!)のオーケストレーションを思わせるオルガンやギターが懐かしいです。
そして「Ride On」。ミステリアスなシスコ、サイケ風イントロからトロンボーン、サックスのソロが印象的。サックスソロの途中からテンポアップしてスリル満点!
「X File」も、前曲に続き史郎くんのオリジナル。先日の目黒Blues Alleyのライブでもとりわけ耳に残るメロディでした。こちらはビリー・ジョエルの「ストレンジャー」や「ニューヨーク52番街」の頃のサウンドを彷彿とさせます。
タイトルソング「Peace!」。軽快なブラスに私が大好きなタンバリンのリズムが華やかさを添えてます。
続く「ZURI ZURI」はキーボードの青柳誠さんの作曲。ギター、キーボード、トランペット、サックスのソロがとてもバランスよく配合された曲という印象です。
「New Morning」は、フルートの音色もさわやか、曲のタイトルどおりすがすがしい朝の雰囲気ですね。ライブの定番で、手拍子を覚えて行きましょう。プログレファンの私にとっては、手拍子部分の拍が多いことで変拍子になっているのがお気に入りのところです。
「Groove Society」は再び史郎くんの曲。きっとこういう曲をジャズ・ファンクの真骨頂、と表現するのではなかろうか、と勝手に想像します。Caoba Big Bandらしさが一番出ている曲であるような気がします。
そして「Twilight Express」。その名の通り、なめらかな口当たりのソフトタッチの曲ですね。ベースのフレーズが際だっていて、全体にジョー・ジャクソンを思わせる音作りが感じられます。風のように気持ちの良いエレピにも痺れます。
最後から2曲目の「GO☆GO」、行け行けドンドンの曲、これぞブラスロック、やはり聴けば聴くほど70年代初期のブラスロック全盛の頃のシーンが目の前に浮かんできます。
そして曲はラスト「Royal Street Blues」。楽しい市場の雰囲気。アルバム中一番砕けた(和んだ)サウンドですね。なんとなく象が闊歩しているインドの市場が目に浮かんでしまったのは、きっと私だけだと思います。Royal Streetというのは、おそらくアメリカのニューオーリンズあたりに実在するのでしょう。
パッパッパッ、パラーラ!
パッパッパッ、パーラー!(The End)
しかし、こうしてすばらしいアルバムを一枚聴き終えると、同い年の史郎君がここまでバリバリに演奏していることに、私も負けてはいられない、という気になります。私は史郎くんとは演奏ではない、違った角度で仕事の世界を同じくしている者ですので、少なくともその分野ではプロとしての誇りを持ちつつ、さらに切磋琢磨して貢献できたらいいな!と思います。
お互い頑張りましょう!
SHIRO SASAKI and Caoba Big Band ~新年会LIVE~@目黒BLUES ALLEY JAPAN 2ndステージの巻
大分間が空いてしまいました~。ごめんなさい。時間が経ちすぎるとどうしても記憶が薄れていってしまうので、若干短めになりましたが、去る1月11日にお邪魔したShiro Sasaki and Caoba Big Bandのライブレポ、2ndステージです。(1stステージはこちら)
2ndステージは、サックスの庵原良司さんをゲストにスタート。「WACK WACK」という曲名のとおり、バンド全員がとる「わくわく」したときのジェスチャーがかわいく楽しい曲です。
そして続く「X-File」。ニューヨーク、マンハッタンの高層ビルから眺める夜景を思わせるムーディな演奏に、本多さんのソプラノサックスが煌びやかに映え、さすが、と思わせるいぶし銀の輝きに満ちた曲でした。
そして元気を取り戻したかのような音圧、そして途中でテンポ・チェンジしてからはお洒落なサウンドへと変化する「Ballad for A Rough Year」をはさみ、ファンファーレに導かれて新年恒例のプレゼントコーナーへ。この時間はきっと来年も用意されるでしょうから、興味のある方はぜひ会場へ足を運んでくださいね。バンドのメンバーから素敵なプレゼントがもらえるかも。
そして来月発売のニューアルバム収録の「GO★GO」から、曲はこの日のハイライト(と私が思った)「FAT BACK」へ。この曲はジャズ・ファンクというより60年代歌謡曲、という印象です。そんなとっても親しみやすいメロディから途中トロンボーン隊が大活躍、という史郎くんのアナウンスに導かれてトロンボーンが爆発するのかと思いきや、トロンボーン隊の4人が手にしたのはリコーダー。かわいいかわいい演奏を展開していると、いつしか他のメンバーは退場し、トロンボーン隊4名によるトロンボーンならぬリコーダーの競演。しかも曲は童謡の手袋(でしたっけ?「かぁ~さんがぁ~」っていうやつです)や東京音頭まで飛び出しました。そしてお客さんとの楽しい掛け合いなどまでやらかした挙句、ステージには再びバンドメンバーが戻り、全体演奏で締め。とっても楽しい演奏を聴かせてもらいました。
いよいよライブはラストの曲「Dujii」、この日のすばらしい演奏に鳴り止まぬ拍手、そしてアンコールでは「グルーブ・マーチャント」。こちらはまたバンド全体が金管になったかのような煌びやか且つポップな演奏で、お客さんの興奮は最後にして最高潮。一人ひとりのソロと演奏者氏名の紹介を経て、ついにこの日のライブは終わりを迎えたのでした。
私も終電の時間が迫っていたため、会場には長く残れませんでした。また史郎くんもお忙しかったのでしょう、終了後は声もかけられず、会えないままに帰宅の途につきました。ライブの心地よい余韻に浸りながら。
かくして2回にわけてお届けしたShiro Sasaki and Caoba Big Bandのライブレポも終わりです。次回、ニューアルバム発売記念のライブも時間が許すなら行ってみたいと思います。
2ndステージは、サックスの庵原良司さんをゲストにスタート。「WACK WACK」という曲名のとおり、バンド全員がとる「わくわく」したときのジェスチャーがかわいく楽しい曲です。
そして続く「X-File」。ニューヨーク、マンハッタンの高層ビルから眺める夜景を思わせるムーディな演奏に、本多さんのソプラノサックスが煌びやかに映え、さすが、と思わせるいぶし銀の輝きに満ちた曲でした。
そして元気を取り戻したかのような音圧、そして途中でテンポ・チェンジしてからはお洒落なサウンドへと変化する「Ballad for A Rough Year」をはさみ、ファンファーレに導かれて新年恒例のプレゼントコーナーへ。この時間はきっと来年も用意されるでしょうから、興味のある方はぜひ会場へ足を運んでくださいね。バンドのメンバーから素敵なプレゼントがもらえるかも。
そして来月発売のニューアルバム収録の「GO★GO」から、曲はこの日のハイライト(と私が思った)「FAT BACK」へ。この曲はジャズ・ファンクというより60年代歌謡曲、という印象です。そんなとっても親しみやすいメロディから途中トロンボーン隊が大活躍、という史郎くんのアナウンスに導かれてトロンボーンが爆発するのかと思いきや、トロンボーン隊の4人が手にしたのはリコーダー。かわいいかわいい演奏を展開していると、いつしか他のメンバーは退場し、トロンボーン隊4名によるトロンボーンならぬリコーダーの競演。しかも曲は童謡の手袋(でしたっけ?「かぁ~さんがぁ~」っていうやつです)や東京音頭まで飛び出しました。そしてお客さんとの楽しい掛け合いなどまでやらかした挙句、ステージには再びバンドメンバーが戻り、全体演奏で締め。とっても楽しい演奏を聴かせてもらいました。
いよいよライブはラストの曲「Dujii」、この日のすばらしい演奏に鳴り止まぬ拍手、そしてアンコールでは「グルーブ・マーチャント」。こちらはまたバンド全体が金管になったかのような煌びやか且つポップな演奏で、お客さんの興奮は最後にして最高潮。一人ひとりのソロと演奏者氏名の紹介を経て、ついにこの日のライブは終わりを迎えたのでした。
私も終電の時間が迫っていたため、会場には長く残れませんでした。また史郎くんもお忙しかったのでしょう、終了後は声もかけられず、会えないままに帰宅の途につきました。ライブの心地よい余韻に浸りながら。
かくして2回にわけてお届けしたShiro Sasaki and Caoba Big Bandのライブレポも終わりです。次回、ニューアルバム発売記念のライブも時間が許すなら行ってみたいと思います。
SHIRO SASAKI and Caoba Big Band ~新年会LIVE~@目黒BLUES ALLEY JAPAN 1stステージの巻
1月11日、今年最初、そして自分にとっては行くこと自体が初となる目黒BLUES ALLEY JAPANへ、我が同級生(であることが最近わかったばかりの)佐々木史郎くん率いるCaoba Big Bandのライブを聴きに行ってきました。
(史郎くんに読んでもらったら、誤りが数箇所発見されました。失礼いたしました。該当箇所をオレンジ色で修正しました。)
いつもはロックを軸にプログレやアイリッシュ・トラッドのライブにしか行かないのですが、恐らくもう何年も前にニューヨークで行ったライブハウス、イリジウム以来となるジャズ、ファンク系(フュージョン系と書いてしまいました。)のライブなので、どんな感想を抱くのか(どのようにこのブログに書くのか)期待に胸膨らませての会場入りです。この日は彼と私の共通の友人I氏と、いつも大変お世話になっていて、たびたびこのブログでもご紹介しているO氏とご一緒させていただきました。
まずは配布されたフライヤーの抜粋でこのバンドの凄さをとくとご覧あれ…
【メンバー】
佐々木史郎:Lead Trumpet、佐久間式ドロップ:Trumpet、小林 ‘Fussy’ 太:Trumpet、Flugelhorn、五反田靖:Trumpet、Flugelhorn、本田雅人:Alto Sax、Soprano Sax、Flute、吉田治:Alto Sax、Flute、Andy Wulf:Tenor Sax、Soprano Sax、臼庭潤:Tenor Sax、山本一:Baritone Sax、Flute、佐野聡:Trombone、Tuba、佐藤春樹:Trombone、河合わかばTrombone、内田光昭:Bass Trombone、石川雅春:Drums、土井孝幸:Wood Bass、Electric Bass、青柳誠:Piano、Rhodes、Hammond B3、田中義人:Guitar
「元オルケスタ・デラルスのリード・トランペッターで、aiko、米米、ドリカム、Misia、WaT、嵐など1000枚以上のアルバムや、CM等に参加し、ドリカム、米米クラブ、などトップ・アーティストのサポートでも活躍する佐々木史郎を中心に、T-SQUAREで活躍した超絶サックス奏者の本田雅人ら人気プレーヤーたちのジャズファンク集団“Caoba Big Band”のオリジナル・アルバム。」
「2001年(21世紀)カウントダウン・ライブより始まったビッグバンド。ファンク、フュージョン、ジャズ、スタジオなどの人気者が集結したドリームバンドで、それぞれが自分のバンドを持ち、多くのメンバーがリーダーアルバムを出している。ファンク、ボサノヴァなどダンサブルなサウンドを中心に、確実な音楽性とテクニック、抱腹絶倒なパフォーマンスで他のビッグバンドとは全く違うスタイルを持つ。
ビッグバンドというよりも、ビッグコンボという感覚であり、ビッグバンドの概念を変えたグループ。」
どうです!すごいでしょう?サックスの吉田さんは、メンバー紹介を聞いていたらサザンや史郎くんと同じドリカムとも共演しているそうです。
そして、彼らは今年2月15日に待望の初アルバムを発表します!アルバムタイトルは「Peace!」(GNCL-1110 \2,625(税込))、曲目は以下のとおりです。
1.Dujii
2.Ride On
3.X File
4.Peace!
5.ZURI ZURI
6.New Morning
7.Groove Society
8.Twilight Express
9.GO★GO
10.Royal Street Blues
とにかくこのライブを経験すれば、いかにこのアルバムがゴキゲンかがわかろうというものです。
そして続くはこの日のセットリスト。会場で演奏を聴きながらメモしていたものの、予備知識のない分野の音楽であったため、正確を期そうと史郎くんに送っていただきました(お疲れのところどうもありがとう!)
(1st set)
Royal Street Blues
Filthy McNasty
Peace!
Ride on
Georgia on MY Mind
New Morning
The in Cloud
(2nd set)
Wack Wack
X File
Ballad for A Rough Year
ファンファーレ お年玉コーナー
GO★GO
Fat Back
Dujii
アンコール
Groove Merchant
というわけで、前置きが長くなりました。ここからが当日のレポートです。今日は1stステージの終わりまで書きます。
会場は140名ぐらい入れるでしょうか。大きなプロジェクタと数台のモニタもかなり主役的存在で、そこではこの日演奏のとき以外は、以前このブログでご紹介しているピンク・フロイドのDVD「驚異」を上映していました。しかし、私にとって驚異だったのはDVDではなく、まずはお客さんの層でした。圧倒的に女性が多い!(80%ぐらい?)。しかも20代から30代という感じ。私が行くライブでは珍しい傾向にまず驚かされました。これは史郎くんが大もてだっていうことでしょうね…同級生としては羨ましい…(史郎くん曰く、どの会場でもそうだそうです。さらに羨ましい…)
私たちはお店に入って右隅の少し囲われたようなスペースにある一番奥のテーブルにつきました。ステージを斜め右方向の離れたところから観るような感じなのですが、I氏曰く、VIP席だそうで、そうこうするうちに、後に1stステージで飛び入りゲスト出演のラッツ&スター桑野信義氏もやってきて隣の席に陣取りました。
ステージは、開始時刻から遅れること約10分、19:40頃のスタートです。黒とグレーの地を白い二本の縦じまが分断しているおしゃれなハンティング帽(ベレー帽ではありませんでした。やはり私にファッションを語らせてはいけません。)をかぶり、いよいよ佐々木史郎くん登場です。MCは一貫してほぼ一人で引き受け、楽しく会場を盛り上げつつ、冒頭の「Royal Street Blues」から一気に熱い管の息吹がその場の空気を沸騰させながら私たちのところへ突き進んできました。そのパワー、圧力といったら!ロックのギターやキーボード、はたまたアコーディオンなどとはまったく違う音の世界がそこにはありました。
時には明るい太陽のように、そしてときには静かな夜の帳のように、変幻自在にバンドは色の異なる音を繰り出しつつ、合間合間にメンバー各人のハイテクなソロを織り交ぜて聴き手を釘付けにし続けました。
切れのよいブラスセクションがすばらしいライブ3曲目、初アルバムのタイトル曲「Peace!」では、湧き上がる手拍子の中、私たちの隣で聴いていた桑マンさんこと桑野さんがトランペットを早々と取り出して席に座ったまま吹いたりしていました。そして史郎くんが「どファンク」と紹介してくれた渋い「Ride On」をはさみ、いよいよ今日のサプライズゲスト(後で聞いたところによると、史郎くんとクワマンさんはお友達で、よくゲストで出演しているそうです)クワマンさんの登場。
程よい酔い加減でステージに上がった桑マンさんは、ラッツ&スター時代、メンフィスでABCテレビの撮影時に体験した面白いエピソードを披露し会場爆笑の後、実にソウルフルに「Georgia on MY Mind」を歌ってくれました。この曲なら私もよく知ってます。The Bandのバージョンが親しみ深いです。それを桑野さん流に、途中歌詞を忘れたなどと言って(その言葉も含め)アドリブでCaoba Big Bandメンバーの名前を織り込みつつ即興で歌詞を作りながら、哀愁あるトランペットソロも含め、味のあるヴォーカルを堪能させてくださいました。
そして「New Morning」(手拍子の曲を間違えました…これは致命的かも。「New Morning」が正しいです。)のようで、ZABADAKでいえば「EASY GOING」のときのように、ファンなら誰でも知っているお決まりの手拍子が楽しい曲です。ここでお客さんと一体との一体感が最高潮に達し、1stステージ最後の「The in Cloud」を一気に吹ききってステージは幕となりました。
ステージの合間には史郎くんが少しわずかな時間でテーブルのところまで来てくれたのですが、さっきまでステージの中央でリード・トランペットを吹いていた彼は本当に輝いて見えたのでした。
(というわけで、レコーディングの合間の忙しいところご指摘ありがとうございました。)
(2ndステージへつづく…)
(史郎くんに読んでもらったら、誤りが数箇所発見されました。失礼いたしました。該当箇所をオレンジ色で修正しました。)
いつもはロックを軸にプログレやアイリッシュ・トラッドのライブにしか行かないのですが、恐らくもう何年も前にニューヨークで行ったライブハウス、イリジウム以来となるジャズ、ファンク系(フュージョン系と書いてしまいました。)のライブなので、どんな感想を抱くのか(どのようにこのブログに書くのか)期待に胸膨らませての会場入りです。この日は彼と私の共通の友人I氏と、いつも大変お世話になっていて、たびたびこのブログでもご紹介しているO氏とご一緒させていただきました。
まずは配布されたフライヤーの抜粋でこのバンドの凄さをとくとご覧あれ…
【メンバー】
佐々木史郎:Lead Trumpet、佐久間式ドロップ:Trumpet、小林 ‘Fussy’ 太:Trumpet、Flugelhorn、五反田靖:Trumpet、Flugelhorn、本田雅人:Alto Sax、Soprano Sax、Flute、吉田治:Alto Sax、Flute、Andy Wulf:Tenor Sax、Soprano Sax、臼庭潤:Tenor Sax、山本一:Baritone Sax、Flute、佐野聡:Trombone、Tuba、佐藤春樹:Trombone、河合わかばTrombone、内田光昭:Bass Trombone、石川雅春:Drums、土井孝幸:Wood Bass、Electric Bass、青柳誠:Piano、Rhodes、Hammond B3、田中義人:Guitar
「元オルケスタ・デラルスのリード・トランペッターで、aiko、米米、ドリカム、Misia、WaT、嵐など1000枚以上のアルバムや、CM等に参加し、ドリカム、米米クラブ、などトップ・アーティストのサポートでも活躍する佐々木史郎を中心に、T-SQUAREで活躍した超絶サックス奏者の本田雅人ら人気プレーヤーたちのジャズファンク集団“Caoba Big Band”のオリジナル・アルバム。」
「2001年(21世紀)カウントダウン・ライブより始まったビッグバンド。ファンク、フュージョン、ジャズ、スタジオなどの人気者が集結したドリームバンドで、それぞれが自分のバンドを持ち、多くのメンバーがリーダーアルバムを出している。ファンク、ボサノヴァなどダンサブルなサウンドを中心に、確実な音楽性とテクニック、抱腹絶倒なパフォーマンスで他のビッグバンドとは全く違うスタイルを持つ。
ビッグバンドというよりも、ビッグコンボという感覚であり、ビッグバンドの概念を変えたグループ。」
どうです!すごいでしょう?サックスの吉田さんは、メンバー紹介を聞いていたらサザンや史郎くんと同じドリカムとも共演しているそうです。
そして、彼らは今年2月15日に待望の初アルバムを発表します!アルバムタイトルは「Peace!」(GNCL-1110 \2,625(税込))、曲目は以下のとおりです。
1.Dujii
2.Ride On
3.X File
4.Peace!
5.ZURI ZURI
6.New Morning
7.Groove Society
8.Twilight Express
9.GO★GO
10.Royal Street Blues
とにかくこのライブを経験すれば、いかにこのアルバムがゴキゲンかがわかろうというものです。
そして続くはこの日のセットリスト。会場で演奏を聴きながらメモしていたものの、予備知識のない分野の音楽であったため、正確を期そうと史郎くんに送っていただきました(お疲れのところどうもありがとう!)
(1st set)
Royal Street Blues
Filthy McNasty
Peace!
Ride on
Georgia on MY Mind
New Morning
The in Cloud
(2nd set)
Wack Wack
X File
Ballad for A Rough Year
ファンファーレ お年玉コーナー
GO★GO
Fat Back
Dujii
アンコール
Groove Merchant
というわけで、前置きが長くなりました。ここからが当日のレポートです。今日は1stステージの終わりまで書きます。
会場は140名ぐらい入れるでしょうか。大きなプロジェクタと数台のモニタもかなり主役的存在で、そこではこの日演奏のとき以外は、以前このブログでご紹介しているピンク・フロイドのDVD「驚異」を上映していました。しかし、私にとって驚異だったのはDVDではなく、まずはお客さんの層でした。圧倒的に女性が多い!(80%ぐらい?)。しかも20代から30代という感じ。私が行くライブでは珍しい傾向にまず驚かされました。これは史郎くんが大もてだっていうことでしょうね…同級生としては羨ましい…(史郎くん曰く、どの会場でもそうだそうです。さらに羨ましい…)
私たちはお店に入って右隅の少し囲われたようなスペースにある一番奥のテーブルにつきました。ステージを斜め右方向の離れたところから観るような感じなのですが、I氏曰く、VIP席だそうで、そうこうするうちに、後に1stステージで飛び入りゲスト出演のラッツ&スター桑野信義氏もやってきて隣の席に陣取りました。
ステージは、開始時刻から遅れること約10分、19:40頃のスタートです。黒とグレーの地を白い二本の縦じまが分断しているおしゃれなハンティング帽(ベレー帽ではありませんでした。やはり私にファッションを語らせてはいけません。)をかぶり、いよいよ佐々木史郎くん登場です。MCは一貫してほぼ一人で引き受け、楽しく会場を盛り上げつつ、冒頭の「Royal Street Blues」から一気に熱い管の息吹がその場の空気を沸騰させながら私たちのところへ突き進んできました。そのパワー、圧力といったら!ロックのギターやキーボード、はたまたアコーディオンなどとはまったく違う音の世界がそこにはありました。
時には明るい太陽のように、そしてときには静かな夜の帳のように、変幻自在にバンドは色の異なる音を繰り出しつつ、合間合間にメンバー各人のハイテクなソロを織り交ぜて聴き手を釘付けにし続けました。
切れのよいブラスセクションがすばらしいライブ3曲目、初アルバムのタイトル曲「Peace!」では、湧き上がる手拍子の中、私たちの隣で聴いていた桑マンさんこと桑野さんがトランペットを早々と取り出して席に座ったまま吹いたりしていました。そして史郎くんが「どファンク」と紹介してくれた渋い「Ride On」をはさみ、いよいよ今日のサプライズゲスト(後で聞いたところによると、史郎くんとクワマンさんはお友達で、よくゲストで出演しているそうです)クワマンさんの登場。
程よい酔い加減でステージに上がった桑マンさんは、ラッツ&スター時代、メンフィスでABCテレビの撮影時に体験した面白いエピソードを披露し会場爆笑の後、実にソウルフルに「Georgia on MY Mind」を歌ってくれました。この曲なら私もよく知ってます。The Bandのバージョンが親しみ深いです。それを桑野さん流に、途中歌詞を忘れたなどと言って(その言葉も含め)アドリブでCaoba Big Bandメンバーの名前を織り込みつつ即興で歌詞を作りながら、哀愁あるトランペットソロも含め、味のあるヴォーカルを堪能させてくださいました。
そして「New Morning」(手拍子の曲を間違えました…これは致命的かも。「New Morning」が正しいです。)のようで、ZABADAKでいえば「EASY GOING」のときのように、ファンなら誰でも知っているお決まりの手拍子が楽しい曲です。ここでお客さんと一体との一体感が最高潮に達し、1stステージ最後の「The in Cloud」を一気に吹ききってステージは幕となりました。
ステージの合間には史郎くんが少しわずかな時間でテーブルのところまで来てくれたのですが、さっきまでステージの中央でリード・トランペットを吹いていた彼は本当に輝いて見えたのでした。
(というわけで、レコーディングの合間の忙しいところご指摘ありがとうございました。)
(2ndステージへつづく…)