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上野洋子さん初ソロアルバムレビュー 『VOICES』

上野さん初のソロアルバム。レコーディングが1993年8月~10月と記されていますから、まさに9月25日の「noren wake」コンサートを間に挟んでだったんですね。上野さんの美声を隅から隅まで楽しめるアルバムだと思います。ZABADAKのときのような明確な発音の日本語によるポップソングを期待している人には、最初違和感があるかもしれませんが、これが上野さんが追求したかった音楽を素直に表現したものか、という境地に達すれば、その後の彼女の足跡も納得できるはずです。私などは特に最近上野さんのライブに接してみて、改めてそう思うようになりました。
まだ、何かの共通点があるかどうかはわかりませんが、どの曲も曲名が女性の名前になっています。ジャケットも裸の女性の天使たち。上野さんの女性らしさを打ち出しているイメージです。

01 Aoife
このアルバムでは代表的な曲でしょう。上野さんの声の多重録音(20トラックのヴォイスダビングというのはこの曲でしょう)による天上のコーラス。

02 Susanna
一変して上野さんによるシンセをベースにゆったりとした声がシンプルに流れます。

03 Elizabeth
フランス語だと思いますが、ジャケットにも書かれていない歌詞を歌っています。やや暗めのメロディですが、とてもポップな響きがあります。

04 Marta
スイスやオーストリアの山岳地帯で歌われるヨーデルを思わせる民謡調の歌です。最近のMarsh Mallowの音楽性にも通じるものを感じます。

05 Amanda
ゆったりと流れるアコースティックギターのアルペジオとスティールギターを前面に、遠くで上野さんの声がローレライの歌のように美しく響きます。奥行きのある音楽です。

06 Eleanoa
リコーダーを効果的に使った、英国童謡風の素敵な曲です。低音で続くコーラスは、80年に発表されたKate Bushの名作『魔物語』の曲を思わせるようなところがあります。

07 Nana
唯一ジャケット裏に歌詞が記載されている曲です。ピアノをバックに、上野さんの子守歌が響きます。

08 Jane
上野さんの声がリズムを刻みます。エスニック風な曲が始まるかと思うと、日本民謡調のメロディが乗ってきます。

09 Sally
Sallyというと、Mike Oldfieldの姉Sally Oldfieldを真っ先に思い出す私ですが、上野さんは誰を思ってこの曲を作り歌っていらっしゃるのでしょう。アルバム始まって初めてドラムとベースというリズム隊が登場します。ドラムといっても上野さんがギター系楽器以外すべて手がけているのでリズムマシーンだと思われますが。後半では荘厳なコーラスのバックにアイルランドの楽器、バゥロンの音も聞かれます。

10 Rosina
ララララ・・・という上野さんの声にお囃子のような合いの手が追いかけていくようなやはり民謡調の曲。らららら・・・に徐々にリバーブがかかり、遠く霞んでいくときの響きが喩えようもなく美しいです。

ぜひみなさんも上野さんの美しい声に触れてみてください。
2005年09月25日 | Comments(0) | Trackback(0) | 遠い音楽日記
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