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回転劇場を聴いて

もうすぐ夏休みツアー開始のZABADAK、遅ればせながら回転劇場を聴いた感想をば。

チェレステのようなかわいらしい音でスタートするタイトル曲「回転劇場」は、幕開けにふさわしい聴く者に期待を抱かせる不思議なのにダイナミックなサウンド。歌詞からはなんとなくRUSHのアルバム『A Farewell to Kings』のジャケットが想起されました。

そして曲は切れ目なく「ニュウス」へ。こちらは初回限定で付属していたDVDでも格好いいプロモが見られたレッド・ツェッペリン風リフが印象的なヘヴィな曲です。メッセージ性の強い歌詞がぐいぐいと伝わります。ここまでの2曲が、ここ数年のライブ・メンバーである楠均さんと吉田誠さんと吉良知彦さんによるトリオ編成であることも、ソリッドなサウンド・メイキングに影響しているように思います。

「象と少女」は、これまたZABADAKらしいというか、異国情緒、特にアフリカ、セレンゲティの大草原を感じさせる素敵な曲です。この曲の歌詞で、お囃子的に使われている言葉の意味は一体なんなのでしょう。小峰公子さんのインスピレーションから来たもの?ZABADAK official websiteのbbsでのどなたかの同じ質問に対する公子さんの回答は「すんなりお答えしたいところですがみなさんの思うように受けとめていただいて結構ですよ、と言っておきましょう!!」だそうです。今度こっそり教えてください。

4曲目は「開演」。1曲目が「回転劇場」で4曲目が「開演」なら、まだ開演前だった?ということでしょうか。ここで開演を宣言するあたり、大概ライブでも3曲ぐらい立て続けに演奏してMCを入れるのに近いですね。もの悲しい三拍子の曲です。この曲にはRivendellのお二人が参加していて、感想でリズムが変わった舞曲風のところで藤野由佳さんのピアノ・アコーディオンが活躍してます。

「夕日を見ても悲しくならない場所」では、哀愁漂うフォークなアレンジがぴったり歌詞とあっていて、ご夫婦の熱いコラボレーションを感じます。

そして純日本風、郷愁を誘うとっても美しいメロディに乗せて公子さんの歌声が軽やかに宙を舞う「線香花火」。ほっとするお茶の時間。この曲でも由佳さんのボタン・アコーディオンが曲想にぴったり寄り添って素敵です。

7曲目「Hello Hello!」は、なかなかバンドらしい曲です。なのに、この曲は楠さんと吉良さんのお二人でレコーディングされたもの。吉良さんのプログラミングによると思われる美しいピアノ間奏なども挟みながら(多分この部分はライブで難波弘之さんが苦労したところでは…)、展開はロックしていて格好いいです。

「雲の言葉」は、「Wonderful Life」にも通じる最近のZABADAKらしい落ち着いた美しいメロディを中心に据えた曲です。これからのライブで定番としてのポジションを獲得しそうな気がします。歌詞も小峰さんがお好きな宙に存在するもの(宇宙、星、月、空、雲に関するもの)で、彼女らしい大きな世界が広がっています。

そしてテーマは「月」へ(ほらね?)。このアルバムの中では最も初期のZABADAKの香りを感じさせる曲想ですね。ウサギもワニも登場します。「八番目の満月」です。

ヴォーカル曲としては最後となる「夜は魔法使い」。夜という言葉がタイトルについているとおり、夜の雰囲気、ちょっと子守歌風でもある優しい曲ですね。この曲はボサノバ風にアレンジしても似合いそうです。

最後のインストゥルメンタル曲はアルバム『秘密の花園』をちょっと想起させる、石川由衣ちゃんの声が聞こえてきそうなワルツ調の曲です。「次のはじまり」という曲名をみて、ふとポール・マッカートニーの最新作『memory almost full』収録の「The End of the End」という曲名を連想しました。

ジャケットやブックレットにフランス色をふんだんに滲ませながら、なぜか象やミスチルベスト盤も驚くサイ(もしかしたら絶滅した哺乳類かも)などの骨格標本が大きくフューチャーされているというのは、公子さんが前回のパリツアー中に訪れた自然史博物館への想いが大きく影響していたのでは、と勝手に考えてます。きっと(続き屋根の)ルーブル美術館や(あの観覧車は)チュイルリー公園、(そして時計の手前のカフェは)オルセー美術館、(屋上にくつろぐ金の天使)オペラ座、(そして入り口左からみた)ノートルダム寺院と写真を担当された公子さんの足跡を思い描きながらアルバムを楽しむのもまた味なもの。いろいろな楽しみ方をさせてくれる素敵なアルバムです。

そしてこのアルバムの次のアルバムが、もう28日のライブ会場STB139で手に入る幸せ(伺えればなんですが)!ファン冥利につきますぞ。
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