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Klaus Schulze20作目 『EN=TRANCE』 (1988)

EN=TRANCE (20)
Total Playing Time 78:49

もともとオリジナルのLPでは2枚組だったこのアルバム、C面を占めていた「FM Delight」は、ドイツ国内のラジオ番組では「Hit of the Year」(1988)に選ばれたほど有名だったそうです。そしてこの曲はKlausの40歳の誕生日の日、一気に全くオーバーダブもせず「ライブ」録音されたそう(すごい…)。そしてボーナストラックは、75年12月までに、Klausが手に入れたプロトタイプのシーケンサを用いて録音したものだそうです。この頃にはもうシーケンサってあったんですね。

では、アルバムの曲のレビューです。
(01) EN=TRANCE (18:53)
壮大なイントロ、いつになく大がかりなサウンドストラクチャーと思わせます。その後は心地よいリズムに乗った明るく軽快なシークエンスに。デジタルの使用もこなれてきた、という感じです。

(02) α-NUMERIQUE (16:28)
ややテンポを落とし、転調を加えながら近未来の都市のBGMといった趣の端正な佇まい。途中でやはりリズムを変え、GenesisのPhil Collinsを思わせるリバースのかかったドラム音アクセントに曲は続きます。そして

(03) FM DELIGHT
これがヒット曲という時代というのもどういう背景だったのでしょうか。さらにリズムをそぎ落とし、シンセのアルペジオに『Mirage』風の音がたおやかに織り重なり、5分ぐらい経過するとディスコ調のリズムがフェイドイン。このアルバム全体の色調として耳障りの良い音楽が詰まっていると感じられます。

(04) VELVET SYSTEM (17:49)
再び1曲目に戻ったかのようなアップテンポなリズム。得意のオーケストラヒットも飛び出し、分厚いシンセ音が全体を覆っています。ちょうど80年代後半、あるれていた商業的ンセサウンドの典型的な音です。

(05) ELVISH SEQUENCER (08:02)
Klausにしては短い曲ですね。リズム音のない、この時期としては珍しい、つまり75年当時では傾倒していたはずの「きらきら」音系で埋め尽くされた、このアルバムでは異色曲なのでしょうが、自分としては最も好みのタイプの曲です。SFっぽく、宇宙に漂う塵のような音の輝きが全編を包んでいます。



(注)
amazon.co.jpのカスタマーリポートに冒頭の音が割れているとありますが、私が聴いたところ、非常に高いデジタルらしい解像度の中でKlausが創った音がそのまま収録されているように思えます。シンセサイザーはもともとノイズから音を創っているものですし。特に音が割れているとは聴こえませんでした。もちろんデジタル録音とはいえマスタリングを一つ間違えばひどい音になることは周知の事実。このあたりはどう捉えるべきでしょうか。Klaus本人に訊いてみたいところです。
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