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フィリップス・コレクション展観てきました

こんな記事を音楽のカテゴリーに入れるのもどうかと思いますが、念願のフィリップスコレクション展(森アーツセンターギャラリー)、最終日の今日やっと行ってくることができました。
今年6月、出張でワシントンD.C.に行った際、ちょっとした空き時間に(改装工事中のため主要作品は展示されていないことは承知の上で)デュポンサークル傍のフィリップスコレクションそのものを訪れる機会があって、そのときはじめて本体は日本で公開予定だということを知ったのでした。かの有名な(同コレクションの目玉でもある)ルノワールの「舟遊びの昼食」も含まれていると聞いてぜひにと思っていたのです。
展覧会は最終日ということもあって多くの人で溢れていましたが、それぞれの作品にじっくり見入るのに支障があるほどではなくほっとしました。
確かに「舟遊びの昼食」の輝きは群を抜いていましたね。なんという明るい日差し、ビルの中の閉鎖され壁に囲まれた部屋に突如窓が設けられ、しかも今日は曇り空だったにもかかわらず燦々と日が降り注いでいるかのような印象でした。この絵を手に入れたフィリップス氏が、世界中からこの絵を見に集まってくる、と言い切ったというのも頷けます。
さらには、エルグレコの「悔悛の聖ペテロ」も素晴らしい絵でした。私の後ろで誰かが、エルグレコは人を炎のように描くと言われているんだ、と連れに話しているのが聞こえましたが、まさにその通り。ろうそくの炎の如く、聖ペテロが立ち上っている絵です。また、驚いたことに(不勉強なだけなんですが)、エルグレコという人は、約400年前、日本が室町時代であった頃にこの絵を描いたそうです。それを思うとヨーロッパの絵画の歴史の重みを感じます。

とはいえ、私が一番今回立ち止まったのは、ゴッホでもピカソでもなく、オディロン・ルドンの絵です。「神秘」というタイトルが付いたまさに神秘的な絵でした。彼は幻想的で現実には存在しないような想像上の生き物を描いたりすることで有名ですが、この絵も夢見るような男(?)とその前に散らばる花々は現実離れしていて、プログレッシブロックのジャケット写真に使ってもよさそうだ、と変な考えさえ起こさせます。ちょうど今、渋谷Bunkamuraでギュスターヴ・モロー展をやっていて、これも近々見に行こうと思っているですが、彼らの間に主題的な共通点を感じます。

それにしても、今回は60点の展示作品の一つ一つがなかなか見応えのある充実した展覧会であると感じました。

ルドンやモロー、そしてセガンティーニを愛するという嗜好から、私の人となりはなんとなく想像されるものでしょうか?
2005年09月04日 | Comments(0) | Trackback(0) | 遠い音楽日記
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