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Rivendell CD 『Blessing』

さて、今日は藤野由佳さんと木村林太郎さんのデュオ、Rivendellのアルバム紹介です。タイトルは「Blessing」、神の加護、祝福、といった意味ですね。このタイトルに相応しく、包み込むような優しい音に満ちあふれています。お二人の音楽に対する情熱が紡いだ風景画、とでも言えそうな、素敵な音楽です。私はこういう音楽をヒーリングとか癒し系とか呼ぶのは余り好きではなくて、アイルランド民謡、というコーナーに並んでいて欲しいと思います。本当のアイルランドの風に触れたくなるような、アイリッシュミュージックの中でも特に静かで郷愁を感じさせるような選曲(もちろん藤野さんのオリジナル入り!)、さあ、29分30秒のアイルランドへの旅の始まりです。

01.Bruach na Carraige \baine / Trad. Irish
哀愁の丘、そんな言葉がぴったりのアコーディオンとアイリッシュハープの息のあったイントロからこのアルバムは始まります。hataoさんが奏でるIrish Fluteの音色が誘う悠久の茜色の空、素朴な木村林太郎さんのヴォーカル、どれをとってもアイルランドの枯れた空気が伝わってきます(といっても私はアイルランドに行ったことはないので、あくまでもイメージですが…)ジャケットには藤野さんの訳詞が載っています。藤野さんはアイリッシュの言葉がわかるんですね。すごい。

02.The Foggy Dew~O'Connell's Lamentation~Ril Mhic Eoin / Trad. Irish
先ほどの曲と同傾向のもの悲しいメロディが涙を誘います。藤野さんのアコーディオンが前面に出て、木村さんのアイリッシュハープのアルペジオに乗せて素敵な、でも少し寂しいメロディを奏でます。Lamentation=嘆きという言葉から感じ取れるそのままの音楽です。実際には3曲がメドレー形式で演奏されていますが、つなぎ目を感じさせない構成で聴かせます。

03.Logan water~Oidhche Mhath Leibh(おやすみ) / Trad. Scotish
今度はアイルランドではなくスコットランド。秋風吹きすさぶヒースの丘が眼前に広がります。エミリブロンテの描く嵐が丘に立って見える風景は、きっとこんな風なのでしょうね。またhataoさんのフルートが活躍します。そしてその後、藤野さんのアコーディオンが低音パート、フルートが高音、そして中音域をアイリッシュハープがと受け持って展開し、木村さんの素朴なヴォーカルが響きます。

04."Kaerimichi" and Jigs / Trad.Scotish & Irish
前半ははじめて明るい曲調のはねるようなリズムの曲です。子供がうれしがって飛び跳ねながらぐるぐる回る様子が目に浮かびます。アコーディオンが美しいメロディを奏で、ギターでいうところのカッティング風アイリッシュハープがリズムを際だたせています。後半はやはり踊るような曲なのですが、少し陰りを帯びて、さらに後半はテンポを落とし、再び夕暮れ風サウンドに。

05.Manx Waltzes / Trad. Manx
寂しげなアコーディオンの音色につられて吉良さんのアルペジオが流れ出します。途端にMike Oldfieldの世界が眼前に広がるのは、私がMikeの大ファンだからであり、Mike自身がアイリッシュの心を大切に、彼の作品の中で使ってきたからでしょう。吉良さんの着実なアルペジオが全体を引き締め、暖かみを醸し出す役割を果たしています。心なしか藤野さんのアコーディオンも伸びやかに落ち着いて聞こえます。

06.祝祷 / Yuka Fujino
藤野さんオリジナルです。アコーディオンの静かな伴奏に乗って、木村さんが邂逅の詞を歌い、その後はお二人の優しいコラボレーション。アイリッシュの音楽を追い求める藤野さんだからこその、これまでの曲と同じ景色にとけ込むような素敵な小曲に仕上がっています。

ミニアルバムということで、あっという間に終わってしまう感じがしますが、気に入ると宝物にしたくなるような魅力に溢れたアルバムだと思います。
このアルバム発表後もお二人は、デュオで、ソロでそれぞれいろいろな経験を積まれているようですので、次回作にも期待が高まります。私の希望は、藤野さんのヴォーカル曲(カラオケはお嫌いなようですが、カラオケとは違いますよね)を含むフルアルバムで、Rivendellの音楽性を全開にしていただけたらいいな、と思っております。
みなさんも興味がもしありましたら、以下のRivendellのサイトで通信販売している他、東京都内数カ所で店頭販売もしておりますので、また、お二人のライブの会場でもきっと手にはいるのではないかと思います。よろしかったらぜひ。
最後に藤野さんの許可をいただいて、ジャケット写真を掲載させていただきます。藤野さん、今度はきっとリードヴォーカルですよ!

Rivendell/Blessing


2005年08月30日 | Comments(0) | Trackback(0) | 藤野由佳さん
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