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(久々の)名盤探訪「Seven A Suite for Orchestra」 By Tony Banks

久し振りの名盤探訪シリーズです。秋、芸術の秋、いろいろな音楽を日々聴いていますが、今日はトニー・バンクスのフルクラシックアルバム「Seven」です。

トニー・バンクスといえばジェネシスの名キーボードプレイヤー。1950年生まれなので、このアルバムを録音したのが52歳、発売が54歳となります。

彼のジェネシス時代は、「Watcher of the Skies」のメロトロンによる重厚なイントロ、「Firth of Fifth」の華麗なるグランドピアノ等、確かなテクニックに裏打ちされた素晴らしい演奏の幾多を聴かせてくれたわけですが、このアルバムではクラシックで言えばやや現代に近い古典を意識した近代派(???)でしょうか、思うにシベリウスの影響を多大に受けているでろうと思われる、北欧的な無骨なサウンドを打ち出していてちょっと驚きます。彼はジェネシス時代、どちらかというと縁の下の力持ちという印象でしたが、このアルバムでは全曲の作曲と一部のピアノ演奏を通じて、実は彼の底力はもっともっとあったんだぞ、という存在感をアピールしています。

それにしても、きっと何も知らない人が聴くと、シベリウスの交響詩を聴いているのではないかと間違うのではないでしょうか。ストリングスなどで随所に美しいメロディは流れてきますが、それを覆い尽くすほどの構築された音の大伽藍の中で力強い推進力が働いているような音楽です。それでいてしかもどの曲にも透明感や大自然を思わせる心遣いがなされていて、はやりのヒーリング・ミュージックと言っても受け入れてもらえそうです。

トニーはこのアルバムにピアノ演奏でも3曲参加していて特に1曲目や7曲目でオーケストラをバックに堂々の演奏を披露してくれています(ソロという感じではないですが)。ファンとしては、演奏者としてのトニーも楽しめるのでグーです。

なお、このアルバムは7曲全てが新曲というわけではなく、2曲は過去のマテリアル、「The Gateway」は20年前にある映画のサウンドトラックとして作曲したものですがお蔵入りになったもの、もう1曲はソロアルバム「Strictly Inc.」のセッション時に作曲されたものだそうです。

このアルバムはNAXOSレーベルからの発売で、扱っているどこのCD屋さんでもだいたい1,000円を切るぐらいの値段で売っていますので、かなりお買い得と言えるでしょう。ジェネシスファンが本格的にクラシックを聴きたいと思ったときの入門にもうってつけですよ。
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