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菊花開く~上野洋子さんインプロライブ

この遠い音楽を読んでくださった私を知っている周りの方々が、「良くライブへ行ってますね」、「遊びすぎで身体壊さないように」と最近口々に声をかけてくださいます。



私は「遊んでいる」のではありません。音楽業界に身を置くものとして、ライブを体験することは音楽の現状を知る上で非常に重要な体験であり、日々是勉強と思っております。

ですから、そう言われながらも土日加古川への出張を控えているにもかかわらず、13日夜、下北沢のLADY JANEで上野洋子さんのインプロライブ、「菊花開く」に行ってきました。

今回はほぼボーカルに徹しておられた上野洋子さんに加え、godin(ゴダンと読むみたいです)というメーカーののLGXというギターを「弾く」というより「激しく触り叩きまくる」内橋和久さん、そして狭い店内に無理矢理押し込んだ感のあるヴィブラフォンの向こう側の狭いスペースながら様々なパーカッションを操る高良久美子さんのユニットです。

私はカウンターの一番ステージ寄り、つまり洋子さんの真ん前1m(洋子さんは左足を上にして終始足を組んでおられましたが、同じように足を組んだ私のつま先とつま先の間隔でいえば70センチぐらいでした)という、定番のかぶりつき席について、聴くのみならず食い入るように拝見しておりました。

さて、今日のライブも完全にインプロ(途中に一部ゆがんだ既成曲が流れましたが)でしたので、私も言葉のインプロでレポートしたいと思います。とにかくMCは一切なし、ファンとは一線を画した冷徹なミュージシャンとしての玄人魂に満ちたライブだったものですから。

1st Stage(19:40~20:40)

1曲目「シド・バレットの日曜日の散歩」(以下曲名は私が勝手につけました。)
ウォームなエレクトロニカ風でスタートした曲、ときにデビッド・ベッドフォードっぽい表現を繰り広げつつ、ミニマルな高良さんのヴィブラフォンやカウベルが印象的でした。
2曲目「ハージェスト・ベルズ」
決してベートーベンへのオマージュだったわけではないでしょうけれども、私には彼の交響曲第6番のイメージが眼前に広がっていました。ロックに例えるならマイク・オールドフィールドのハージェスト・リッジのようなイメージなのですが、ところどころにチューブラー・ベルズの印象を感じるところがあったように思います。それにしても内橋さんがギターを弾きながら操る数あるエフェクターのうち、最も酷使されていた16 Second Digital Delay、10万円ぐらいする名機にもかかわらず、恐らくライブが終わったら壊れてしまうのではないか、と心配するぐらいめまぐるしくスイッチのオンオフやレバーの上下を繰り返されてましたね。あれをあそこまで直感的に操れるというのは、相当あの機器に精通していらっしゃるのだろうなぁ、と感動すら覚えました。

3曲目「道路工事」
この曲の展開としては、道路工事から始まって小惑星カイパーベルト、そしてチューダー朝の行進~大団円です(なんだかわからないでしょうね)。

全ての曲で洋子さんはヴォーカル、そして唯一の言葉が、1stステージ終了後の「休憩しましょ」でした。

2nd Stage(21:00~21:45)
4曲目「おもちゃ箱またはコマソン」
言葉のインプロですから。今日初めて洋子さんは楽器を手に。なんと呼ぶのかはわかりませんが、縦笛風ながら穴を指で押さえるのではなくてトロンボーンのような仕掛けで音程を変える(つまりポルタメントがかかっている)楽器を主に使われました。あとは一部パーカッションも手にされていました。ここで今日(恐らく)最初で最後の既成曲として「チューリップ」がかなり崩れた形で披露されました。

5曲目「魔女の音楽授業」
洋子さんはカズーをも演奏、この曲では内橋さんのギターが奇抜で素晴らしかったですね。こんな弾き方があるんだ、と思いました。1弦を完全に緩めて指で張力を調節して音を出す、一言で言えばそんな感じなのですが、自分でやってみろと言われても恐らく出来ないと思います。

6曲目「ふと渡る風になごむ牛」
今日の2nd Stageではヴォーカルだけでなくいろいろな楽器を洋子さんは手にされていました(高良さんに借りていた風)が、この曲では鐘が鈴のようについている(なんですかそれ)楽器(百聞は一見にしかずなので、良くわからない方はやはり会場へ足を運びましょう)を使用。それが牧歌的雰囲気で、タイトルのようなイメージになったわけです。後半は「夜にまどろむ牛」でもいいです。

7曲目「グランド・キャニオン」
洋子さんお得意のサリー・オールドフィールド風スキャットが大活躍のダイナミックな曲でした。この曲を最後に簡単なメンバー紹介でライブは終了、アンコールを求める拍手にも強制終了、1st Stageの後もそうでしたが店内最奥のスペースでみなさん和まれておられました。

いつもなら少し残ってお話しするチャンスを見出すのですが、さすがに翌日朝から出張でしたので、おとなしく私はその場を後にしたのでした。

なかなかインプロ・ライブをレポートするのは難しいですね。ですので、とにかく今回はイメージを言葉にすることに拘ってのレポートとしてみました。当日はわずかな空席以外は満席、という盛況だったわけですが、あの上野洋子さんを間近に見、つぶさに観察するには絶好の機会だと思います・きっとまたあると思いますのでいらっしゃってはいかがですか?

最後に洋子さんの様子について。髪形はいつものとおり、マーシュ・マロウのときと同じです。この日とめていたのは黒いゴムでしたが。白地に赤と黒(微妙に黄色も入った)チェックのセーターに魔女のような黒いロングスカート。アクセサリーはピアスのみ、マニキュアもされてませんでした(どこまでお伝えすればいいのでしょうね…)。メガネもかけてはおられず、演奏中は終始目を閉じて集中しておられました。

以上、ご報告でした。
2006年10月15日 | Comments(0) | Trackback(0) | 遠い音楽日記
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