スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--年--月--日 | スポンサー広告

THE ENIDの2枚

先日、御用達のディスクユニオン新宿プログレッシブ館で店内に流れていて久し振りに聴いたのがあまりにも懐かしく、エニド(THE ENID)のその「In The Region of The Summer Star」と併せて「White Goddess」を購入しました。

「In The Region of The Summer Star」は、原盤をEMIがエニドのリーダー、ロバート・ジョン・ゴドフリィ(Robert John Godfrey)に渡さなかったため、1984年に再レコーディングされリマスターされたものが現在CDで出回っています。当初のメンバーはキーボードのロバートの他、Francis Lickerish(ギター)、Stephen Stewart(ギター)、Davy Storey(ドラムス)、Glen Tollet(ベース)でしたが、再レコーディング時にはベースをStewartが、ドラムスをChris Northが演奏しています。

ネット上の評を読むと、オリジナルの1975年当時の音には叶わないと書かれているものが多いですが、当時の音源を知らない私としてはこれだけでも十二分に楽しめる素晴らしい作品だと思います。

全般にチャイコフスキーとラフマニノフに大きな影響を受けていると感じられるメロディラインやピアノがとても印象的です。とにかく静の部分の美しさは特筆すべきでしょう。冒頭のピアノなど、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番そのもの、という感じです。
ギターは音色からいってムーディ・ブルース的。そしてもちろんロバートがデビュー当時からオーケストラアレンジを手掛けたバークレイ・ジェームス・ハーヴェストの色もそこここに感じられます。全体を通しての音楽的な統一がとれていて、それはそれは美しいジャケット(CDになったってジャケットは美しくなくてはだめですよね!)の耽美な世界を描き出しています。

つまり「叙情的」プログレのお好きな方でまだエニドをご存じない方には大おすすめの名盤です。

一方の「White Goddess」ですが、こちらもジャケットが美しい!エニドの聴いたことのないアルバムを一緒に買おうと思ったとき、何が決めてかというとやっぱりジャケットなんですよね。店員さんに訊ねてもいいんですが、自分で発見する楽しみというものが音楽にはあると思っていて、人から教えてもらったものより自分で見つけてきた音楽の方が長く聴いていたりするのです。

先ほどの「In The Region of The Summer Star」もそうでしたが、「White Goddess」もインストアルバムです。メンバーはロバートの他ドラムスのDavyが復帰、Grant Jamieson(ギター)、Max Read(ギター、ベース、コーラス)の4人です。

サウンドはと言うと、1997年に、原点回帰の決意で作成しただけあって、「In The Region of The Summer Star」の頃を彷彿とさせるサウンドで、買って良かった、と思わせる内容でした。
戦争を表すサウンド・エフェクトに始まり、なかなか落ち着いたクラシカルサウンドを響かせています。「In The Region of The Summer Star」に比べまだ親しみを感じるまで聴きこんでいないということもありますが、その続編といってもいいかのような共通性もあり、時代は確実にタイムスリップしていて、97年の音楽には聴こえません。一つ一つのフレーズもメロディアスでありながら上手く解け合ってソフトな音世界をきちんと創り出しています。「In The Region of The Summer Star」とのサウンド的な違いを敢えて言うなら、ロバート自身の組み立てがピアノ中心からシンセへとシフトしていることでしょうか。ギターはやや目立つようになっていて、それがマイク・オールドフィールドを思わせるようなエレキ・フレーズまで奏でてくれるものですから、ちょっとばかりおぉ!と色めきたったりします(最近本人がそういうフレーズを弾いてくれないものですから)。それに本当にマイクの「Taurus」じゃないの?という箇所もあって微笑ましくもいいです。

というわけで「White Goddess」も盛大なコンセプトアルバムとして私の愛聴盤の一つに加わることになりました。

明日にはやっとHMVからThe ByrdsとWeather ReportのBOXセットが届くはずなので、こちらもおいおいレビューしていきたいと思います。
コメント
ほんとですね。THE ENIDが日本で一番日の目を見る日かもしれません。私も予想だにしていませんでした。今回通常盤を購入したのが良かったのだと思いたいです。

彼らの作品(特に初期のもの)は日本人受けすると思いますので、この情報が広く伝わって購入に繋がればいいなぁ、と思います。
ウォーゼル URL 2006年10月03日 23:51:16 編集
「Fall of Hyperion」は実は'90年頃にジャパン・バージンから
CD化されています。ただし、音質が悪い。今回の再発では、音質を改善してほしいですね。
その他Enidの作品も全て紙ジャケ化されますね。
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=12992
lo14 URL 2006年10月03日 23:42:36 編集
ありがとうございます。必聴とのご推薦ですので今度3枚目を購入するときはそれにします。「Fall of Hyperion」、懐かしいですね~。かつてレコードを持っていましたがCD化されていないですよね……と思ってHMVを見てみたら、何と!2006年11月22日(多分紙ジャケでしょう)に国内盤が発売されるじゃないですか!
目を向けさせてくださってありがとうございます。買いです。
ウォーゼル URL 2006年10月03日 13:01:10 編集
はじめまして。
The Enidといえば、2作目のAerie Faerie Nonsenseも必聴ではないでしょうか。またENIDの前身として、ゴトフリーのソロ、Fall Of Hyperionも聴いておきたいものです。
lo14 URL 2006年10月03日 01:35:04 編集

管理者だけに表示する
HOME

ご覧いただいた方の数

最近いただいたコメント

記事を書いた日

Twitter

探しているキーワード

記事の分類

遠い音楽の環

自己紹介

Worzel Wonderland

雲の鼓動

ジャバラ姉妹

桜の夢の中

藤野由佳さん

由佳さんのRivendell

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。