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THE DOVE~私の映画音楽の原点

私は小学校5年生で、父に言われるままに映画「シェーン」を観て映画の世界にのめり込みました。そしてむさぼるようにTVで映画を観る一方、その映画に欠かせない映画音楽、とりわけサウンドトラックの世界にぐいぐいと惹かれていったのが今の音楽好きの始まりでした。

あの頃、NHK FMで関光夫さんの映画音楽の番組が夕方の16:10頃から毎週あって、オリジナルサウンドトラックに的を絞ってエアチェックをしていたのを懐かしく思い出します。

聞いたのはあらゆるジャンルでしたが、とりわけ好きだったものの一つがマカロニ・ウェスタン系、即ちエンニオ・モリコーネ系です。「荒野の用心棒」、「夕陽のガンマン」などなど、今聴いてもその良さ、新鮮さは変わりません。

そんな中、もう一人好きだった映画音楽家がジョン・バリーでした。007シリーズで有名なのでみなさんご存じでしょう。「ゴールドフィンガー」や「007ダイヤモンドは永遠に」なんて懐かしいですよね!新しいところでは「ダンス・ウィズ・ウルヴス」でアカデミー音楽賞を獲得しています。
そんな彼の作品の中に、ほぼ30年変わらず私の音楽の根底に流れ続けている、本当の名作と私が疑って止まない作品があります。それが「THE DOVE」というヨットで世界一周を目指す青年(ジョセフ・ボトムズ)とその恋人(デボラ・ラフィン)が織りなす1974年製作の青春映画のメインテーマです。
勇壮なホルンを用いたイントロはワーグナーのタンホイザーを思い出させ、そして一転してハープのアルペジオから流麗なストリングスへ。ここからのメロディの美しさといったら…わずか3分足らずの曲ですが、本当に凝縮された美しさが溢れてます。このジョン・バリーは1985年のロバート・レッドフォード主演「愛と哀しみの果て(Out of Africa)」でもう一度この美のマジックを使いました。THE DOVEほどまで衝撃的ではありませんでしたが、この映画のメイン・タイトルも本当に美しいです。ラフマニノフ的な流麗さとでも言いますか、この傾向は多くロック、ポップス界で受け継がれていることからも(Eric Carmenの2曲のヒット曲は有名ですね、あれらはラフマニノフそのものを使ってますから)わかるように、この手の美しさはとても普遍的ながら、誰もが書けそうで書けないものだと思います。それを生涯に2度も書くことができたジョン・バリー、1933年11月3日生まれだそうですから、今年73歳になるんですね。

こうして生涯に4度もアカデミー賞を受賞した才人のお陰で、私はすっかり音楽を仕事とし音楽を聴くことを大きな楽しみとする人間に育ったのです。
2006年08月19日 | Comments(0) | Trackback(0) | 遠い音楽日記
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