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藤野由佳さんライブレポート Vol.1

6月18日土曜日、初めて藤野さんのライブを大泉学園 inFへ聴きに行きました。出張でワシントン、ニューヨークを訪れ、帰国した翌日だったため、身体のリズムが合うかどうか不安もありましたが、意外にもかなり元気で、最後まで楽しんできました。

私はこれまでアコーディオンを中心としたライブには行ったことがなく、また、アイリッシュトラッドにも詳しくなく、ほんの表面的にしか藤野さんたちの奏でる音楽に接することはできていなかったと思います。でも、この日出演された3人の方が音楽を愛していること、そして伝えようとしたかった音は、しっかり感じられたと思います。小さなライブハウスで、あまり残響もない音空間に加えて、もともと音に余韻のないアコーディオンやコンサーティナの音色は、一層ストレートに演奏者と観客をつないでくれるように感じられました。

ライブが始まってしばらくは少し固さが感じられましたが、それもお店の作り上、演奏者と最前列のお客さんの距離が50センチぐらいしか離れていない状況も影響していたかもしれません。曲が進み、MCでやり取りがスムーズに始まるようになるとあとは流れができて、それぞれのステージはそれぞれ50分前後はあったのですが、あっという間に終わってしまったように思いました。

最初のセットは藤野さんと十時由紀子(とときゆきこ)さんのお二人だけ。藤野さんはピアノアコーディオン(ヴィクトリアちゃん)とボタンアコーディオン(リリィちゃん)を使い分けながら、十時さんはコンサーティナとヴォーカルです。もともとそれぞれの楽器が大きな音を奏でる楽器ではなく(もちろん生音でマイクなし)、また、十時さんの唯一マイクを通したヴォーカルも、囁くような歌い方のため、とても静かに感じました。ですが、それだけにカラフルな空気が感じられてとても心地の良かったです。マイペースを刻む十時さんと、十時さんの方を伺いながらしっかりとサポート、時にはリードする藤野さん、とても良い組合せでした。
アイリッシュミュージックは繰り返しが多く、演奏しながら繰り返しの回数を数えるのが難しいことや、「エア」というのは一般にもの悲しいバラード風の音楽を指すことも初めて知りました(余りにも自分が何も知らないので先日amazon.co.jpでアイリッシュミュージックに関する洋書を注文してしまいました)。また、なるほどな、と思ったのは、シャンソンにアコーディオンの音ってとってもよく合うということです。決してロンドンでもニューヨークでもない、パリの街角の雰囲気は、間違いなくアコーディオンの音にぴったりなんですね。

そしてパーカッションの飯島ゆかりさんが加わったセカンドセットでは、一転して引き締まった音に。やっぱりリズムの力ってすごいです。飯島さんは普段余り見たことのないパーカッションをたくさん用意し、自在に操り、いい意味でサウンドをリードしていたように思います。藤野さんたちとはまたひと味違ったキャラクターで、お客さんを巻き込みつつMCの盛り上げにも一役買っていらっしゃいました。私としては、マカロニウェスタン映画の音楽を盛り上げてくれるJew's Harp(「夕陽のガンマン」のイントロから口笛のバックに流れるビョンビョンというあれがそうです)の演奏を間近に聴けたのが嬉しかったです。
そしてステージ後半、インプロまで聴かせる力のこもった演奏は最高潮に達し、大いに盛り上がってこの日のライブは終わったのでした。

この日のライブ全編を通して感じたことですが、曲が始まり、愛用のアコーディオンを奏でる藤野さんは、真剣な表情の中にもとても幸せそうな笑顔を浮かべているように見えました。アイリッシュトラッドも何曲も演奏され、中には藤野さんが十時さんのヴォーカルにハーモニーをつける場面もありましたが、後で伺ったところによると、この日の藤野さんは、日頃演奏しているものとは少し違う、むしろ新しい音楽への挑戦だったそうです。そのことがとても良い結果に終わったことは、藤野さんのHPのBBSにご自身で書き込んでおられます。ですので、私としては今度はぜひ藤野さんの「本当の姿(音)」を拝見(聴)させていただきたいと思っております。また、Rivendellでは藤野さんのヴォーカルをフューチャーした曲も期待したいものです。歌姫をヴォーカルに据えたアイリッシュミュージックは多いですし。

というわけで、曲目もメモせず、藤野さんの音と表情を見つめつつじっと聴いていたので、ライブ終了後、失礼とは知りつつ無理を言ってお願いし、藤野さんにセットリストを送っていただきました(すぐに送っていただきどうもありがとうございました!)。藤野さんからいただいたまま最後に掲載しておきます。
皆さんも百読は一聴にしかず、興味のある方はぜひライブに足を運んでみてください。藤野さんのホームページにはたくさんのライブ情報が掲載されていますよ。

1st
The Foggy Dew(Irish Trad.)~あんたがたどこさ
Will Ye Go Lassie Go?(Irish Trad.)
魚の心臓(十時さんオリジナル)
怪我猫(十時さんオリジナル)~コンサーティナブルース(十
時さんオリジナル)
Winter Rose(Eddie Reader)
Black Mountain Aire(Irish Trad.)~Irsh Jig set
Le Vieux Leon~Melodie gavotte(藤野アレンジバージョン)

2nd
Dance me to the end of love
Les Jours Tristes~La Valse Chinoise
謎掛け唄(キキオン←十時さんのバンド)
Una Pastra Yo Ami(Trad.作詞十時さん)~La Serena(Trad.)
天国の水(十時さんオリジナル)~インプロヴィゼーション~
落ちてきた子ども(十時さんオリジナル)
La La Bye Bye Bye(キキオン)

アンコール
Rosa


2005年08月30日 | Comments(0) | Trackback(0) | 藤野由佳さん
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