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Paris、ですがフランスのParisではありません

インターネット時代には不向きなバンド名ですよね。Renaissanceなんていうのもそうです。同じ綴りでもっと有名な(それこそ普遍的な)意味があると、そのロックグループのWeb Site等はあってもなかなか見てもらえないでしょうね。当時は予想もできなかったことですけど。その点The Beatlesのように造語だったり、The Rolling Stonesのように普遍的な「転がる石」より有名になってしまったり、いろいろです。

そして今日書こうとしているのは、Parisというロックグループ。随分探していたCDがamazonにはなかなかなかったのにHMVには普通に存在するのを偶然発見して今は手元にあります。一風変わったオシャレな?ギタリストBob WelchFleetwood Mac脱退後に結成しリーダーを務めたバンド、そしてParis加入以前に既にJethro Tullのベーシストとして名をはせていたGlenn Cornick、Todd Rundgren率いるNAZZのドラマーThom Moonyの3人からなるトリオハードロックバンドがParisです。1976年に2枚のアルバムを出しただけで解散してしまいましたが、彼らの残した時代を背負ったような音にはコアなファンが多いようです。

Bob Welchはカリフォルニア出身ですが、そのときどきでカメレオンのような才能を発揮する人ですね。Fleetwood Macのときはバンドカラーをブルースからポップスへと変えるきっかけを作り、ここParisではLed Zeppelin並のハードロックを展開し、解散後はソロアルバム「French Kiss」をプラチナアルバムに仕立て上げ、「Sentimental Lady」(Mac時代の曲のセルフカバー)や「Ebony Eyes」はシングルで大ヒットしました。

Paris
01 Black Book
02 Religion(CDジャケットのクレジットは間違っていてこちらが2曲目)
03 Starcage
04 Beautiful Youth
05 Nazarene
06 Narrow Fate (La Porte Etroite)
07 Solitare
08 Breathless
09 Rock Of Ages
10 Red Rain

Big Towne, 2061
01 Blue Robin
02 Big Towne, 2061
03 Pale Horse, Pale Rider
04 New Orleans
05 Outlaw Game
06 Money Love
07 Heart Of Stone
08 Slave Trader
09 1 In 10
10 Janie

以上20曲が今のところ彼らの残したすべての曲のはずです。

Paris
「Black Book」、のっけからいかしたカッティングで始まります。妙にポップでシンプルなハードロック。意外に高い声が出るBob Welchに驚きます。そして「Religion」以降Led ZeppelinばりのタイトなリズムにBobの歌が快調に乗っていきます。ギターよりもBobの歌の方が印象的でしょうか。4曲目の「Beautiful Youth」にしても、とにかくブリティッシュ臭さがぷんぷんしますね。カリフォルニア出身のはずなのに、ばりばりのブリティッシュブルースバンドだったFleetwood Macに加入したり、このParisでダークな色彩の英国系ハードロックサウンドを展開するのですから。曲は以後もノリの良いリフをベースに一気にアルバムの最後まで駆け抜けていきます。

「Big Towne, 2061」
こちらは「Paris」に比べてハードさが陰を潜め、ポップな姿を全面に打ち出しています。メロディが確実にポップスしてます。前作は緊張感に溢れていましたが、こちらはリラックスムード。でも決してダレてはいませんよ。ドラマーがHunt Salesに変わっているのですが、やはりこれはカメレオンBob Welchのなせる技でしょう。こういう人は同じメンバーとバンドを長く続けるのはもしかしたら難しいのかもしれないな、と思いました。だいたいバンド解散の理由で一番多い一つは「音楽性の違い」ですし…
4曲目の「New Orleans」になって、やっと前作風のハードなリフを中心とした曲が登場します。7曲目「Heart Of Stone」はシングルカットできそうなヒット性を秘めた曲、そしてミステリアスな熱帯風異国情緒漂う「Slave Trader」、実はこの曲がFleetwood Mac時代らしい、とも思ったりします。そしてラスト「Janie」、びっくりするようなメロディアスシンセで幕を開けます。これがParis?と誰もが思うでしょう。その後に展開するのも、Bob Welch調「Gold Dust Woman」という感じもなくはありません。さらに荘厳ささえ湛え、Parisという短命のバンドのラストを飾る素晴らしい力のこもった曲として盛り上がりを見せます。この曲で思ったのですが、Paris中のBob Welchのヴォーカル、全般的にWishbone Ashに似てますね。そしてそしてなんといってもこの曲はWishbone Ashそのものでは…ツインリードの形こそとっていませんが、垣間見られる艶やかなギターの音色もAndy Powellのそれのような…明らかに意識しているはず。しかも良い曲です。私にとってのParis No.1です。

さて、いかがでしたでしょうか。シンプルでストレートな「Paris」、ポップに変身を遂げた「Big Towne, 2061」、それぞれ2000年、2001年にDigitally Remasteredとなっています。どちらもおすすめです。

なお、ネットの情報によると、ベーシストのGlenn Cornickは10年ほどで音楽ビジネスを離れ、食品会社のセールスマネージャーになったそうです。検索してみると、それでもちゃんと彼のホームページがあって、Jethro Tull時代の貴重なグッズやレコードの写真など、このParis時代も含めて情報を提供してくれています。一度ご覧あれ。

www.cornick.org
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